久々の更新です。
その前に
1週間ほど前、毎日新聞さんに私のことを取り上げていただく機会があり、沢山の応援のメールを頂きました。ありがとうございます。
はてなブログへのコメントも頂いていて、本当に感謝いたしております。ありがとうございます。
公開していいものか(被害の内容も書かれていたりするので)どうか悩んだ結果、公開は控えさせていただきました。
まだお返事を返すことが出来ていない方もいらっしゃるのですが、もし見落としがあればいけないので返事がない場合はすいませんが、もう一度
beso0201@icloud.comにメールを頂けると嬉しく思います。
ここからは今日の気づきです。
私は18歳で香川から大阪に出ました。
当時、付き合っていた彼が一足先に大阪に行っていたのと、私自身、早く父から離れたかったという理由で、仕事は決めず住むところだけを決めて。
その数週間後にレイプ被害にあいました。
彼とは数駅離れたところに部屋を借りていました。その日は彼と大ゲンカ。彼とどうしても仲直りがしたくって夜中、ほぼ最終電車だったと思いますが、歩いて駅に向かいました。
向かっている途中、3人の男性が乗った車が近寄ってきました。男たちは私に「どこいくの?送っていくよ!」と声をかけてきました。
私は「電車の駅」と答えたと思います。そのうちの後部座席に乗っていた男がドアを開け半ば強引に私を車に引っ張りました。
「電車、まだあるから大丈夫。送ってくれなくてもいい」と言いましたが、男は優しい声で「いいよ。いいよ。送っていってあげる」って。車が発進しました。
私は大阪の道などまったく知らないので、どこを走っているのかわかりませんでした。30分くらいかな、(もうその辺りは忘れました)どんどん車を走らせ辺りは真っ暗。街灯などもなく山道を走っていることだけはわかりました。
車が止まり一人のリーダー格の男が、後ろの2人を降ろしました。「私も降ろして!」と言いましたが、男は「こんな山奥で降ろしても下まで戻れ無いだろう!この山は恐ろしい山で無事に歩いておりれた奴はいない」と言いました。(今思えばそんな山、大阪にあるのか?と思いますが)私はとても怖くて車から出ることを諦めました。
リーダー格の男は私をレイプしました。私は大した抵抗はしなかった。途中からもう諦めてとにかく早く終わって欲しいと願いました。
リーダー格の男は事を終え、私を彼の住む駅まで車で送り、帰り際に「俺と付き合え」と言いましたが、断りました。そして付き合っていた彼のところにいき、すべてを言いました。彼を傷つけてしまったこと、自分が更に汚れてしまったことに涙が止まらずにそのまま朝が来ました。
途中で車から降りた男達は?おそらく歩いて帰ったのでしょう。車から降りて3時間程は経過しているので、真っ暗の山の中、リーダー格の男の迎えを待っていたとは思えません。私は恐怖のあまりリーダー格の男の言葉を信じて山奥に連れていかれたのだと思っていましたが、実際はそんな山奥でもなく、ちょっと歩けば民家もあるところだったのでしょうね。
死に物狂いで抵抗をして車から降り、助けを求めて走れば良かった。どうして私は途中、抵抗を諦め早く終われと願ったんだろう。私をレイプした相手は俺と付き合えとか、もう私が受け入れていると思われてしまっている。私はなんて腐った人間なんだ!なんて私は弱虫で卑怯な人間なんだ!
どうでしょう?私のとった行動は。
今、思うと私の行動は間違ってなかった。あの時は自分はそうするしかなかった。と素直に許すことができます。
人は危険にさらされると、今以上の危険を回避しようとします。
その時、私はリーダー格の男の機嫌を損ねてしまい後の2人の男に回されたらどうしよう、と真っ先に思いました。見知らぬ山奥で車から降ろされ山中をさまようことになり、死んでしまうのかと思いました。レイプが終わりこのズタボロの服(後から確認するとちょっと破れていただけ)と気持ちで車から降りて真っ暗な山奥からどう帰ればいいのか。
それよりも今行われているリーダー格の男からのレイプ被害だけで終わらせた方がいいと判断した。なので抵抗をやめ、言うなりに体の差し出した。
おそらくこのことをブログに書くのは初めて?、かな。
この事を書くと
ほら!?やっぱりそんなんだから父親にもやられちゃうのよ。そもそも性に対してガードが甘いのよ!
って言われちゃうかな。と思う私の弱さから書く事を避けてました。
でも、今日、他の方の相談の返事を書いていて、
その方も自分が嫌と言わなかったのが被害の原因じゃないかと思うって自分を責めていらしてて。。。
あっ、そうね。私もそうだった。と
『私の判断は間違っていなかった!そうするしかなかった!』と許せた瞬間でした。
私はこの被害でのトラウマはほとんどありません(山からいくら歩いても恐怖で下りられない夢を定期的に見るくらい)。実父からの被害に比べると軽いもの?ではなくて、被害に遭った事を打ち明けたときの彼が、私の行動を何ひとつ責めなかったことと、彼の職場の方達が心から私と彼を心配してくださって、応援してくれたこと。
被害からの心の傷の深さは、もちろんその出来事からの傷もですが、打ち明けた時の周りの反応が大きく関わってくると思います。性被害を勇気を出し打ち明けた時の周りの言葉。それによりその傷の回復にかかる時間は大きく左右される。被害にあって更に落ち度があなたにあると言われてしまうと、その出来事は自分の行動がいけなかったから起こってしまったと受け取ります。
『自責の念』です。自責の念ほど心を縛る負の感情は無いと私は感じます。
打ち明けられた時、打ち明けられた側もショックでつい言ってしまう言葉。慎重になって欲しい。
「教えてくれてありがとう」で十分です。ただ聞いてくれるだけで心の救いになります。怒りは加害してきた者に向けてください。どうかよろしくお願いします。今後理解ある大人が増えますように。
もう、今日から山から下りられない夢は見なくなるなぁ〜
このように相談を頂き私自身、たくさんの勇気をもらっています。ありがとうございました♡
私たちは一人ではありません。大勢の方がそれぞれの立場でいろいろ悩み考え生きている。
でも乗り越えるのは自分自身。自責の念は捨てもう一度自分に起こったことを見直してみてください。
それは本当にあなたが自分を責めないといけないことですか?あなたの罪では無いところで自分を責めてはいませんか?
気がついて欲しい。あなたは悪く無いことを。。。
まとまりのない文章になってしまいました。ごめんなさい、読んでくださりありがとうございました。