性的虐待‥性虐待はなぜ起きる

私は実父親に幼稚園から中学2年まで性虐待を受けて育ちました。一見普通に見える家庭内で起こった犯罪。私の家庭で何が起こっていたのかを冷静に振り返りこれからの子供達を性的虐待から守ることが出来るのか、不幸にも私と同じ様な体験をしてしまった人達には何が必要かを考えて行きたいと思います。

ブログに訪れた方はまずこちらをご覧下さい。

幼い頃から性教育の大切さを語る弁護士先生

http://goo.gl/gXHcZE

 

先日、私立幼稚園で香川県の仙頭弁護士が「命の大切さ」の公演をされると教えていただき、幼稚園の子どもたちとその父兄の方に混じり、私も参加させてもらいました。

 

私個人も、幼い頃からの性教育はとても大切だと思ってはいましたが、性に対して逃げ腰な日本で、子どもたちにどんな言葉を使い伝えると良いのだろうかと思っていました。

 

弁護士先生は「水着を着て隠れるところは自分だけの大切な場所。触れられて嫌と感じたら、それが身近な大人でも嫌と言っていいの。みんなには内緒だよ。と言われてもお母さんや周りの大人、先生とかにしゃべってもかまわないのよ。教えてね。」とこの春、卒園する子供達に伝えていました。

 

子供達はみんな真剣に聞いていました。自分の身は自分で守っても良いことを伝えることはとても大切なことだと思います。

 

 私自身、父親に口止めされていて、父親の言うことする事が絶対の家庭に育てられていたので、まさかいけないことだとも思っていなかったし、言ってしまうととんでもない事になると思っていました。母親には「お父さんに体を触られるのはくすぐったくて嫌」と、訴えましたが、どこを触られてどう嫌なのかは上手くは伝えられていなかったように思います。母親は「スキンシップでしょ。お父さんのする事を嫌と言ってはいけないのよ」と言われました。

 

その時、嫌と言っても良いと教えてもらっていたら、母親には受け流されていたかも知れないけど、幼稚園の先生に言えてたかも知れない。

 

幼稚園の先生からうちの父親に一言、電話でもしてもらえていたなら、それ以上のことにはならなかったかも。また同じような事があったら教えてね、と言われていたら。第三者が介入してくれたらまた違ったんじゃないかと思います。被害の拡大は防げたのかも。

 

その後、子どもたちは教室に戻り、次は保護者の方々に仙頭先生はお話をされました。実際に身近な人にわいせつ行為をされたと母親から相談があったこと。最近の事件の話。子供達からのSOSにどう答えるかなど。加害者は見ず知らずの大人ではなく、顔見知りの事が多いこと。

 

 

実際には、多くの母親は子どものSOSに気がつかず見過ごしてしまっていると、私はブログにコメントを下さる同じ被害者の方の話をお聞きして思います。加害者が身近な人物になるにつれ、その確率は大変高いような気がします。ですよね、当然です。母親自身も信用している相手なのですから。まさか、あの人が!

 

信用している人を疑うことはとても勇気がいります。自分が経済的に頼っている相手なら、なおさら自分の生活も崩れてしまうかも知れない不安と戦わなければいけません。うちの母親もその中の1人で、私のSOSを私が46歳になるまで気がつかず、無視し続けてきました。気がついていたけど、気がつこうとできなかったのだと思います。

 

徳島から香川に結婚できて、周りも全く知らない土地で母も寂しかったんでしょう。だから自分を必要としてくれる夫から離れられない。離れられないから現実を見ようとしない。見てしまうと離れなくてはいけなくなるから。

 

そうなると目の前でおかしなことがあっても、人間は自分の生きる為に都合の良いように変換してしまうのでしょう。悲しいことですが、ほとんどの人がそうなのでしょう。

 

お願いです。わたしたち被害者を救えるのは「身近にいる大人の愛」だけです。受け入れることには勇気がいりますが、あなたの大切な娘はこの先生きていくことに、その何百倍の勇気をもって生きていかなければいけないのです。

 

孤独な世界に放り出されて血まみれになりながら生きていかなければいけない。SOSをキャッチできない母親は、現実をみない事で家族がバラバラにならずに済んだ、子供に今までと変わらない居場所を守ったという気になっているのかも知れない。

 

でもその家庭にはもう安心して生活できる居場所は無いんです。そんな中で生活をしていかなければならない子供の勇気に比べれば、子供のSOSをキャッチする勇気なんて、大した事ないと思いませんか?!

 

仙頭先生のお話を聞いて私も伝える機会を頂けたらと強く思いました。私は本当に幸せ者です。立派な先生に出会えた事。心強い出会いに心から感謝します。

 

  

私はブログに書くことで、今まで吐き出さずに溜め込んでいたものを解放しました。

 

狭い心の中に溜め込んでいると誰が悪いのか、原因はどこにあるのかが、本当にわかりづらいことに気がつきました。自分の気持ちはますますぐちゃぐちゃに絡まっていき、どこからほどいていったら解けるのかわからず、もがけばもがくほど更に絡まっていくもんなんだなぁ。と思います。

 

私は自分だけで解決しないとわかってくれる人はいないのだから。と長い間、自分の中に閉じ込めたまま一生懸命ほどく努力をしてきました。

ブログにする事で、広い外に解放して絡まった気持ちの糸を少しずつほどいていくと、意外と今までとけなかったものがとけていく。そんな感覚を味わう事ができました。

 

子供の頃、理不尽に思っていたこと。ブログでなくても信頼できる友達でもカウンセラーの方でも自分の外に吐き出してみてはどうでしょうか?  自分宛の手紙とかも有効的かも知れません。

 

良かったら私にでも。

beso0201@icloud.com

いつでもメールお待ちしております。

宮本 ゆかり(旧姓坂本)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

香川・岡山のローカルニュースnewsevery.

先日、西日本放送の記者さんから、被害者の話を聞きたいと連絡をいただきました。

先日、香川県善通寺市の病院で医師が子供にわいせつ行為をした事件がありました。

matome.naver.jp

この事件がきっかけで、幼い子が性的な被害を受けると将来、その被害がどんなにその子を苦しめるか、周囲にSOSを出すことがどんなに難しいのかを専門家の方に話を聞き、また幼い子供たちに向け性被害防止の講演をされている香川県丸亀市にいらっしゃる先生の取材をしていてnewsevery.で特集を組むので被害者の声を聞かせてほしいと連絡をいただきました。

 

ダブルの嬉しい知らせでした。香川県にそのような講演をしてくださっている先生がいるなんて!(わー♪♪私もぜひ聞きに行きたいー♪)  それとニュース番組で被害にあった者に目を向けてくださるなんて。なかなか事件の放送はあってもその後のことにはあまりふれられないことが多い中、なんて素晴らしい☆若い女性記者さんなんですよ。とても聡明な方で。若い方がそんなことを考えてくれるなんて。これからの日本、変わるんじゃない(^_-)-☆

被害者の声、伝えてきました。これからの明るい未来への希望が湧く出来事でした。

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分かり合える仲間!

最近、同じ境遇の方と知り合うことができました。しかも二人も! 今はまだ直接はお会いできておりませんが、4月に一度集まろうということになっております♪

 

今までなかなか理解してもらうことが難しいこの胸の中を、まるで三つ子のように分かり合える何でも話し合える仲間です。

 

三人とも親から「あなたは橋の下で拾って来たのよ」と言われ育ってきたので、、

 

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     『橋の下三兄弟』

 といっております(⌒∇⌒)  

 

ほぼ毎日、あーでもないこーでもないと尽きることのない過去の話やら、これから私達がやっていきたい話で盛り上がってます(^^♪  

 

今までみんな人にはあまり言えなかった悲しい過去をやっと遠慮なく言える、自分のなかにある憎しみや恨みも、同じ境遇なら気にせずオープンにできる。そのことでどれだけ癒されるかを知りました☆   絶対、同じ境遇の仲間が集まる自助グループは必要と実感!  

 

私達みんな悲しい過去を背負わされてるけど、みんな明るいの♫  前向きに一生懸命、高ーい高ーい壁を乗り超えようと意見を出し合って、頑張っています。これから座談会をライブ発信なんかも面白いねー、なんて言ってたり! 私達にできることを探してます(^ ^) !

 

一人で悩まないで良かったらメールください。

beso0201@icloud.com

 

宮本ゆかり

 

性犯罪に関する憲法の大幅改正!

先日、日頃から何かとお世話になっている方が新聞を持ってきてくれました〜^ - ^   そこには嬉しい内容の記事が!

 

強姦罪を起訴するのに被害者の告訴が必要となる「親告罪」の規定を削除する。法定刑の下限を3年から5年に引き上げる。強姦致死傷罪は5年から6年に、親などの「監護者」が影響力を利用して18歳未満の者に性的な行為をすれば、暴行や脅迫がなくても罰することができる「監護者わいせつ罪」「監護者性交等罪」を新設。強姦罪は女性に限定。改正案は男性も含め性交の類似行為も対象。などの改正案が閣議決定したと書かれていました!

 

 長い間、父親が私にしたことは無理やりでもなかったし、脅されてたわけでもないし、私自身受け入れてた時もあり、父親から見ると同意の上だと思っていたのではないのか、となると私も母親の立場からみると、私は不倫相手になり、犯罪者になるのかとか悶々とした中で生きてきたため、余計に過去の事に苦しみました。

 

(私の受けた性虐待は 性虐待① 性虐待② 性虐待③ に詳しく書いています。リアルな内容もありますのでフラッシュバックに気をつけて下さい)

 

 

今回の改正案で暴行や脅迫が無くても罰する事ができるとハッキリ言い切ってることに、私は救われた思いがしました。私は悪くなかった。

 

大幅な改正は明治時代以来だと書かれていました。ん???明治以来って??? 今までは付け足し付け足しで来たってことなの?

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明治って、電話も先ずは交換手にかけて相手に繋いでもらってた時代。

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今は電話は携帯するのが当たり前の時代。

こんなに生活は変わっているのに(@_@)

 

私、法律とか疎いからあんまり偉そうな事は言えないけど・・

 

学校での性教育も見直して欲しいです。私は、被害を受けている時は小学生でsexが何なのか、どんな事が自分の身に起こっているのかわかっていませんでした。赤ちゃんが出て来るところと排便するところは別だということも知らなかった(汗)

今回の改正を良い機会として学校で子供達に教えてあげて欲しいです。

 

もっと早くに教えてくれていたら、もっと伝わる言葉で母親に相談できたかも知れない、母親に言えなくても先生に助けを求める事ができたかもとか。

 

もっと性被害を口に出して言える世の中になって欲しい。今の世の中はまだ被害者も落ち度があるように言われてしまったり、ひどい場合は被害者が誘ったように言われたり、変な偏見を受けてしまったり。そんな世の中では被害を口にする事ができません。

 

今回見直した事を第一歩にして、今後の課題にして欲しいです。性犯罪被害者が減っていき性的虐待などの悲しい醜い犯罪も世界中から全て無くなりますように・・・

 

 

 

★たくさんの心温まるコメントありがとうございます。皆様のコメントに励まされたくさんの勇気をいただいております。お一人お一人にお返事をさせて頂きたいのですが、コメントを公開させてもらっても良いものかわかりませんのであえて控えさせてもらっております

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09059137387もしくは

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30年間理解のなかった母親が理解ある母親になる事に必要だった事④

【この記事は母親へ理解を求めていつかは自分を産んでくれた母親なのだから私の痛みをわかってくれるはずと頑張っていた頃に書いたものです。1年近くかけて話し合った結果、私の望む母親像は彼女の中にはありませんでした。残念な事ですが、被害を打ち明けた14歳の時に守ってくれなかった時点でその事は証明されていたのに、私自身が受け入れるのに30年もかかってしまったようです。どうか娘から家族の中に加害者がいる事を打ち明けられた時は全力で娘さんを守ってあげて下さい。どうにか取り繕って家族を続けていけるのではないのかという甘い考えは捨てて下さい。打ち明けた時の周りの大人の対応でその後の被害者の心の回復は大きく変わってきます】

 

 

前回の続きです。

 

昨年12月、幼少期から中学2年まで私が受けた父親による性的虐待を叔父(母親のお兄さん)に打ち明けて以来、母親は一変しました。「私が読んだ『毒となる親』を読んで虐待がどんなものか、受けた子供の気持ちはどんなものなのかを考え知って欲しい」と本を贈りました。その本には心理的虐待、身体的虐待、性的虐待、ネグレストについてわかりやすく書かれており親子関係の間違った価値観にハッとする気付きを教えてくれる私にとってのバイブル本です。

 

(私の受けた性虐待は 性虐待① 性虐待② 性虐待③ に詳しく書いています。リアルな内容もありますのでフラッシュバックに気をつけて下さい)

 

今回もいつもの様に何かしら言い訳を付けうやむやに終わらしてしまうのだろうと思って半ば諦めモードで贈った私でしたが、読んでくれました!!やっと私が苦しみながら生きてきた現実に目を向けようとしてくれました(^O^☆♪

 

今回は諦めずにアプローチした甲斐がありました!やったあ!!!

 

って、なんでそこまで嬉しいの? 本を読んだだけなのにと思われると思いますが、虐待のあった家庭の親は自分の非を絶対認めないのです。

 

良い親はつねに自分の子育てはどうなんだろうと確認し、振り返りながら、反省しながら、親として成長する努力をし、不安になれば周りに相談したり、本などを読んでみたり、今の時代ならインターネットで調べてみたりすると思いますが、残念な事に虐待のある家庭では『親が正しい!』という前提で子育てが行われますから、反省などはありません。

 

子供の声に耳を傾けることは、子供に負けること。つねに子供の上に立っていなければいけない! 毒親アルアルだと思います(;ω;)   だから、子供から虐待の本を渡されそれを読むなんてことは、凄いことなのです。

 

現に私の母親は、性虐待被害児の母親でありながら、一度も調べてみたり、それに関する本を読んで見たりしたことがなかったのです。

 

叔父さんに「お前が悪い!」と言われたことで、目が覚めたようです。母親は男尊女卑の考えですから、自分の年の離れたお兄さんの言葉の影響力は大きかったようです。

 

母親は世間体を気にする人で、友達にも自分の弱点を見せず、相談することなどなかったので、誰も間違っていることを教えてくれなかったのでしょう。

 

本を読んでから、もっと変わりました。私の話に耳を傾けてくれるようになり、母親からいろいろ聞いてきてくれるようになりました。

 

先月2月4日、祖母が他界しました。最後は安らかに自宅で叔父さんと母に看取られながら息を引き取りました。享年98歳でした。

 

母親は自分のできること、全てをかけて最後の一年間、香川と徳島を行ったり来たりしながら、寝たきりになりアルツハイマーになってしまった祖母の介護をしました。目の前にいる母親を見ながら、自分の子育てのことを振り返ったそうです。死がそれ程遠い話ではない祖母の姿が、母親に考える時間と勇気を与えてくれたのでしょう。

 

母親はここ数ヶ月で本当に変わりました。過去を真剣に逃げる事なく理解しようとしてくれる強さがひしひしと伝わってきます。

 

私のこのブログも読んでくれました。数ヶ月前「いつまでも過去を気にしていたら前に進めない」と言い訳にして過去から逃げていた母親とは別人です。父親にもひるまない勇気を持って「お父さんは間違った事をしたよね」と言ってくれたのです。

 

母親が変わるのに必要だったことは、間違いを気づかせてくれる人や、本、苦しさに立ち向かい現実を受け入れる強さと勇気でした。

 

今までは傷つきたくない気持ちから自分の都合の良い言い訳を考え、言い訳に事実を擦り合わせ、傷つかない程度のところで自分を納得させて蓋をしていたんです。

 

私から父親にされたことを聞いた時も、ただ少し触るところを間違えただけのスキンシップだと片づけてしまい、たいしたことではない、と自分の受け入れられる範囲で処理してしまっていたのです。今回私の口から「挿入」と聞かされ、言い訳のしようがなくなったということのようです。

 

弱かったのは私も同じで、母親に伝える時、体の関係とか、少し含みのある言い方をしていました。それと過去を思い出したくないのもあって、すぐに理解してもらう努力を諦めていました。

 

人に伝える時には思い出さなければいけないので、少し過去の蓋を開けて、見てはいけないものを見てしまった時のように慌てて蓋を閉めてしまってました。第三者に知られるのも怖く、周りの人に言いだすことができなかったのもいけなかったと思います。

 

今回も叔父さんに言えてなかったら、たぶん母親も私も、今までしてきたような「偽りの仲の良い親子」のままだったと思います。

 

もっと早くに辛いと言えていたなら・・・

 

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母親はたくさんたくさん謝ってくれて「性虐待と向き合いながら、今後私の力になりたい」と言ってくれています。

 

「ゆかり、ありがとう」

 

「ゆかり本当にごめんね」

 

「お父さんのした行動がどれだけあなたを傷つけていたのか、正しく理解できていなかったこと、本当にごめんなさい」

 

 あー!!!凄く嬉しい!!!数ヶ月前にはこんなに理解してもらえるとは想像もしてなかったのですから(≧∇≦)

 

なのに私は欲深い! なんでもっと早くにわかってくれなかったのー!?と思ってしまうの

です(苦笑)

 

贅沢言っちゃあいけないですね!今の状況に感謝しないと〜〜☆私達、母娘やっと本当の親子になれるような気がします(๑╹ω╹๑ )

 

ん〜〜)^o^(頑張るぞ〜〜^_−☆

 

次は強敵!父親!の記事を書いていきます!

 

 

★たくさんの心温まるコメントありがとうございます。皆様のコメントに励まされたくさんの勇気をいただいております。お一人お一人にお返事をさせて頂きたいのですが、コメントを公開させてもらっても良いものかわかりませんのであえて控えさせてもらっております

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30年理解のなかった母親が理解ある母親になるのに必要だった事③

【この記事は母親へ理解を求めていつかは自分を産んでくれた母親なのだから私の痛みをわかってくれるはずと頑張っていた頃に書いたものです。1年近くかけて話し合った結果、私の望む母親像は彼女の中にはありませんでした。残念な事ですが、被害を打ち明けた14歳の時に守ってくれなかった時点でその事は証明されていたのに、私自身が受け入れるのに30年もかかってしまったようです。どうか娘から家族の中に加害者がいる事を打ち明けられた時は全力で娘さんを守ってあげて下さい。どうにか取り繕って家族を続けていけるのではないのかという甘い考えは捨てて下さい。打ち明けた時の周りの大人の対応でその後の被害者の心の回復は大きく変わってきます】

 

 

 

 

前回のブログの続きです。

 

私が父親に受けた性虐待から後の30年間と、母親が過ごしてきた30年間はあまりにも考えの温度差があり、私は困惑しました。

 

母親に理解してもらうことは、もう私には不可能な作業のように感じました。母親にとっての30年は、性虐待などうちの家にはなかったかのようになっていました。

 

  (私の受けた性虐待は 性虐待① 性虐待② 性虐待③ に詳しく買いてます。リアルな内容もありますのでフラッシュバックに気をつけて下さい)

 

性虐待を理解してもらうのには、先ずは母の中にある父親(夫)に対する洗脳ともいえる支配からのコントロール、共依存、母親にとって父は常に正しく、夫を敬い尽くし生きていくのが私の存在価値だ、と信じている生き方考え方を変える事から始めなくてはいけないと思いました。

 

まさに男尊女卑社会を一つの家庭の中で実行してました。女性は口答えしないことが美しい姿だと思っていたところもあったのだと思います。 私にも父親への口答えは一切許されませんでした。(今思うと口答えというより、意見だったと思いますが、父親の考えと違う考えを持つこと自体がご法度、笑)

 

近所の主婦友達が旦那さんの悪口を言うのを聞くことがあっても、母親は一切、父親の悪口を言う事はありませんでした。(悪口を言わない事はもちろんいいことですが、現実、家庭内では理不尽な事からの暴力が頻繁にあったわけですから)

 

結婚してから47年間のパワハラからの洗脳を解くすべなど私にはわからず、もう諦めた方がこれ以上、母親の理解ない言動に傷つけられることもなく、心穏やかに生きていられるように思いました。

 

これから先の人生は親の存在を忘れ、住所も告げずに引っ越しをしようと決めました。(今は実家の隣に住んでいます)

 

そう決めても、やはり諦めたくない自分もいました。本当に不幸体質なんでしょうね。母親から傷つく言葉をどれだけ聞かされることとなるのかわからないけど、今回こそは、母親の洗脳を解いてあげたい!!

 

私は子供の頃からずっと、母親は可哀想な人だと思っていました。怒鳴られても叩かれてもどんなに家事を頑張っても褒められることはなく、母親は何が楽しく生きているのだろう、と一緒に住んでいた18歳まで、ずっと思っていました。

 

私は小さな頃、母親を今の生活から助け出したい。自由にさせてあげたい。私の大好きなお母さんを毎日笑顔にさせてあげたいと漠然と思っていました。精一杯おどけてみたり、笑わせたり、サプライズ的に喜ばせる事もあれこれ考えたことをうっすら覚えています。(楽しかった思い出はほとんど思い出せません。子供の頃の記憶は親から受けた嫌な事がほとんどです。楽しかったこともたくさんあったはずなのに・・・)

 

そんな母親に対する優しい気持ちも、父親からの性虐待を母親に打ち明けた中学2年、母親が私の味方になってくれなかった瞬間、瞬間冷凍されてしまいました。

 

14歳〜16歳位まで私は積み木崩しのごとく反抗的になり少しの事で切れて叫びまくってました。(心優しいゆかりちゃんはホントいなくなりました。こんなに急激猛スピードで反抗的になった私に、周りの大人は怒るばかりで、一人も理由を聞いてくれなかったな〜先生も)

 

母親に残された人生は後二十年か三十年かわかりませんが、正しい道を自分の足で歩み、生きて欲しい。それに気づかせてあげられるのは私しかいない、と思いました。

 

その頃の母親は週末は自分の家で過ごし、平日は徳島の実家に帰り、自身のお兄さん(私の叔父)と祖母の自宅介護をしていました。母親は自分の足も悪くしていて膝が痛いと言いながらも自宅介護を始めて一年間、先日祖母が亡くなるまで、一度も辛いなどと愚痴を言うことはありませんでした。本当に優しく、我慢強い母親なんです。

 

なのに、父親の罪を認めることができず、正面から向き合えない。父親を否定することは自分の結婚生活47年、すべてを否定することになるのでしょう。

 

母親に父親の性虐待がどんなものだったかを知ってもらい、理解してもらうことは、母親を苦しめ悲しい思いをさせてしまう事になるのか、

 

このまま父親に尽くしながら命終わるまで過去に向き合わず、生涯を終えることの方が母親にとっては幸せではないのか、という葛藤も強くありましたが、私自身、大好きな母親にどうか目を覚まして欲しいという願いから、私は母親にメールをしました。

 

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私 「今日徳島に行くので叔父さんと一緒に私の話を聞いて欲しい」
母 「 今は介護で大変なのでちょっと待って欲しい」

私    「いや、今だから聞いて欲しい。私、行くから」

 となかば強引に、祖母の家に向かいました。

 

今までのように過去に蓋をして仲の良い親子を演じるよりも、叔父さんにも聞いてもらう事で母親も私自身も、過去からは逃げられない、母と一緒にこれから先、傷つけ合うことになっても、それでも母親に理解してもらう努力を諦めない!と、決意しました。

 

九時近かったでしょうか、祖母はもう寝ていました。祖母の寝ている隣の部屋の食卓に叔父、母、私と座り、子供の頃からのことを私は話し、今後、私は実名を出して児童性的被害者を守り、これ以上被害者を出さない活動に携わりたい、と言いました。

 

今日、私が来る目的を母親から叔父さんに話してくれていたので叔父さんは私の話を冷静に聞いてくれました。その都度、母親に「なんで気がつかんのか!  それは、いつもそばにいた母親が気づいてあげるべきことだ。お前が悪い!」と言ってくれました。

 

母親は、「実名を出して受けてきたことを公表するのは待ってほしい。今はお父さんは自治会の方で責任がある事をしているから、それが終わるまで待ってほしい。じゃないと、みんなに迷惑をかけてしまう。そちらが片づいたら、お父さんときちんと話するから」と言いました。

 

この事にも叔父さんは「そんな事は今回のゆかりの話とは別の事で、待ってくれと言うことではない!」と、はっきり言ってくれました。叔父さんは細かいところまで説明しなくても、私の気持ちを汲み取りながら、話を聞いてくれました。

 

本当に嬉しかったな〜

 

私の事、理解してくれる人がいる。

 

中立の立場で話をしてくれる。話をしてよかったと、心底思いました。

 

私は「遅い時間までおじゃましました。おばあちゃんの介護で大変な時に、こんな話を聞いてくれ、ありがとうございます」と、徳島のおばあちゃんの家を後にしました。

 

伯父とは特別、交流が深いわけでもなく、今まで年に数回のペースで会うぐらいです。なのに母親よりも全然、話をわかってくれる。なんなんだろう、この違い。

 

母は何度も私に言います。「お父さんがあなたにしたことはいけないことだけど、いいところも他にたくさんある」

 

その度に私は悲しい気持ちになります。

 

良いことをしていれば、悪いことに対しての刑が軽くなるの?

 

だとしても被害を受けた者からみれば、そんな事は関係ありません。

 

ただあるのは、受けた被害のことへの心の傷です。

 

この犯罪を、あなたは「加害者の奥さん」の立場で見ていて、「被害者の母親」からの立場で見ようとしてくれてない。赤の他人が自分の娘を何度も言いくるめてレイプしていたら、相手にもいいところがたくさんある、など思うだろうか? 

 

良いところがあったと思うのは勝手だけれど、私には言葉にして言わないで欲しい。遠回しに「良い人なんだから許してあげて」と言われているようで、辛い。これって私の被害者意識が強すぎなのかな・・・

 

すいません、タイトルとズレ愚痴っぽくなりました:(;゙゚'ω゚'):

 

 

次のブログに続きます。

 

 

こんなつたない文章をたくさんの方に見ていただき申し訳なく思いながら感謝の気持ちでいっぱいです。

ありがとうございます。

色々な方に家庭で起こった児童性虐待を、知ってもらいたい。

もっと今まで本をたくさん読んで上手く気持ちを伝られるよう、勉強しておけばよかったと思います。まさかこんな日が来るとは思いませんでした。私自身、死ぬまで誰にも話せることではないと思ってました。

 

もし私と同じ境遇の方も見ていただいてましたら一緒に胸を張って生きて行きましょうね。と伝えたいです。

 

 

★たくさんの心温まるコメントありがとうございます。皆様のコメントに励まされたくさんの勇気をいただいております。お一人お一人にお返事をさせて頂きたいのですが、コメントを公開させてもらっても良いものかわかりませんのであえて控えさせてもらっております

個人的お話を聞かせていただけるのであれば

 

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